2011年12月20日

お茶屋さんで働くぼうず



ナマステ





朝起きて 

シャワーを浴びて 

珈琲を飲んで

お洗濯をして

そのころになるとやっと陽が射してきて

日向にでると やっと体が暖かくなってくる



出勤してきた ホテルの掃除係のねーさんたちと

「おはよー」

「ゲンキ?」

「お茶飲んだ?」

…のいつもの挨拶を 

ベランダごし(私の隣の部屋がねーさんたちの控え室)にして

その日 その日 違う

彼女達が夢の中でだけにしか行けない

夢の国「日本」についての

いろんな質問がとんでくる

そして それをネパール人特有のジョークに替えて

ゲラゲラと みんなで笑う

彼女達とは もう20年来の知り合いなのだけども…

いつも 朝から おかしなジョークをいっては 笑わせてくれる


そんな こんなで いろんな話をしていると

あっとゆう間に時間が経ってしまう

ネパール人はおしゃべりが 大好きなのだとおもう



今日はどんなことをしようか…少し考えて

6年来の友人である カシミル人の店に行く


そのころには 彼らも 店を開けて

(商品をお店の前に広げる仕事に1時間弱を費やし
 
それを 仕舞う時も 同じだけ時間がかかる…)

全然吸わない掃除機

一回やらせてもらったらほんとに壊れてるのかと思うくらい吸わないので

意味のない掃除機だな…っと思った)
で 掃除をして 良い香りのお香を焚いている頃…





「アサラマーライクム」(ムスリムの挨拶)

「げんき?」

「ごはん食べた?」

…の いつもの朝の会話


で 新聞を読みながら 

何でもない会話や 

新聞に載っている事件 

ニュースを話したり

きのうから わからない言葉の意味をきいたり

日本語を教えたり

…で 

「チア カネ?」(お茶 飲む?)ってきかれるので

「カネルカネル」(これは飲む(カネ)に日本語「〜する」の”ル”を くっつけたわたし語)


だいたい 雑貨屋さんがお茶屋さんに電話をして

ミルクティかブラックティーかを頼むと

小さなグラスに入ったお茶が 配達されてくる

飲み終わったグラスは 机の上か下に置くか 

または お店の人が置いたところにいっしょに置くといい 

(だいたい ネパールでは他人が口のつけたものは 穢れているとされるので

飲み終わったグラスはお店の人に手渡したりしない方がベター

…なので まわし飲みや まわし食べ?もタブーです) 



あちこちの周辺の雑貨のお店から 

朝のお茶をオーダーが入ると思われる(推測)

忙しい時間帯だと 15分?もっとかかるだろうか?

…もすると 小さいお茶グラスを6個ほど入れた

鉄のワイヤーでできた お茶キャリー(?)に

チアを持った ちいさな 男の子があらわれる

体の大きさは うちの甥っ子とおなじくらい

日本で言えば 小学校2年生くらいだろうか?

こぼさないように 緊張しながら 歩いてくる



服装はよれよれの 汚れた感じの

小さな体には かなり大きめのセーターとジャージのズボン

たしか きょねん 働いていた男の子とが着ていたものだ


その子は体が 少し大きくて 

ハキハキしゃべっていたし

お茶を配達している先のお店のひとに

少年 「お茶のお金 今日ちょうだいっ!ってサウジ(主人)がいってる」

店の人「きょうはお金がない」

少年 「なくても今日払ってくれないとだめ!」

っと 頑として 言える子で(仕事に慣れていたのもあるかもしれないけど…)


わたしも ある日 飲み終わったグラスを倒して割ってしまい

「ごめんね あとで伝票にグラス代もつけといてってサウジに言っといてね」

っといったら すごく怒られたことがあった




「前の子は?」っと友人にきくと

「いまいない 学校行ってるんじゃない?」っと…



ほぼ 毎日 お茶を配達にくるので

伝票の切れ端で ツルを折っているところに 配達に来たことがあって

いつもは お茶をおくと しらーっと去って行くのに 


「それ なに?」っと 口を開いたので うれしくなって

「鳥だよ 日本の  いる?」ときくと

ちいさく うなづく


その日は 半日 日本語通訳のため その店にいたので

店の前をお茶の配達や グラスの回収に通るたびに

小さいツルや 4つ繋げて折ったツルを 

店の入り口に座って 折りながら 

できたものを並べていくと 遠巻きながらみていた

仕事の邪魔をしないように 

こちらから 声はかけなかったのだけど

私が飲んだグラスを回収に入り口に来たときに

「さっきの鳥たち どこいった?」きくので

「いる?」っときくと

うんうん といそがしく うれしそうに うなづく


ちいさな小指のつめほどのツルと 

4つのツルの羽のはじっこをつなげたまま

これまたちいさく折ったのを

そっと ちいさな てのひらに のっける


ちいさなツルが 

ちいさな手のひらから 落ちないように

つぶさないように

お茶を運ぶ時よりも さらに緊張した足取りで

小さな肩を いからせながら 持っていった


そのとき はじめて 笑顔をみた気がした



このサイトをみつけて ちょっとこんなことがあったのを思い出したので

かいてみた


世界各国の子供部屋を比較した写真がすごい!






ネパールでは 子供がたくさん 働いている

それが わるいともいいとも 

ネパールの外で暮らしている わたしには言えない




ネパールを発つ時

お茶屋までいって 主人と奥さんと話をしてきた

「セーターが荷物に入らなくなったので この子にあげてもいいか?」

っと聞きにいったのだ

いきなりぼうずにわたしたら 

きっと取り上げられてしまうと思ったから…


最初  店の主人も奥さんも

「外人がなんのようだ??」ってなかんじで

ちょっと身構えている感じだったので

「友達の店でお茶いつも飲んでたから   

いつも持って来るこの子が好きになっちゃったの」

っと理由をゆってみたり 

あたしさわりのない話をして

どんな人たちなのか探ろうとしてみた


「ドコから来たのか?」と聞かれたので

日本からきたんですーっというと


お茶屋の主人の娘は 

日本で 大学を卒業して レストランをやってるのだとか

べらべらと話はじめた


そして

遠巻きに心配そうにみていたぼうずに「またね」だけいって帰ってきた



なにを言っても 

私のしたことで もしかしたらぼうずがひどいめにあうかもしれない

とか 妄想族の頭をぐるぐる いろいろめぐらすと 

言いたいことの半分も言えずに

元気にいていてくれるといいな…っとゆう

水の泡のような よわい願いを思うとこで 精一杯だった







夕方 薄暗くなってくると きったないおおきすぎるゴミ袋をかかえて

そこここに積まれている 路上のゴミのなかや お店屋さんから 

段ボールやプラスチックを拾っている 子供達も

つらそうな顔をして「何か食べ物をちょうだい…」っと近寄ってくるけれど


「カスト チャ?」(How are you?のネパール語)

「名前 なんてゆうの?」

「何歳?」ってきくと

真っ白な歯をみせて ニカッっと笑うと

明るい子供の素顔にもどって キラキラと目が輝く

「ぼく○○○ってゆうんだ」

「12歳 こいつは13歳 ぼくよりひとつ大きいの」

「ディディ!クッキーかってよ 小さいのでいいからー」

なんて言われると ついついおばちゃんは

「いいよ どれがいいの? あんまり高いのはだめだよ」

などといって ついつい買ってあげてしまう…


それは だいたい 自分がダルバートでお腹いっぱいになったあとだったりするので

なんだか罪の意識みたいなものを感じることも手伝って…


少年達をつれて 外国人のいるスーパーには はいらない

スーパーの人にも他の人にも迷惑になるからだ

雰囲気もこわしたくないし…


なるべく 近くのローカルの人が買い物する小さなお店にいく

(それは 昔の日本のタバコ屋さんみたいな

入り口にカウンターがあって商品は

店の主人が奥からもってくるシステムのお店)



お店の主人もわかっているので 

最初は怪訝な顔だけれど すぐに一緒になって

「え?お前はほんとに13歳?」などと会話に加わる


わたしがこうすることが もしかしたら 

「癖になる!」などとお思いの方もいらっしゃるかもしれない

でも 寒空に自分よりも大きな袋をかかえて 仕事をしながら

そのあいまに ちょっとクッキーを食べたら 

ちょっとだけでも 暖かい気がしてくるかもしれない

ちょこっと いつもより やる気が出るかもしれない



自己満足かもしれない とは わかっている

でも すこし この少年達の心に 

わたしの身勝手かもしれない

Good bless you 的な 思いが

とどけば いいな と これまた 勝手に思っている  



だって たった 30円で10枚入りぐらいのクッキー買えるんですよー

お易い?お安い?御用じゃないですか! 笑









posted by ヒマラヤの詩 at 22:21| 長野 ☀| ネパールの風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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